今日は幼児園の、サンタさんが家庭を回ってくれるというイベント。
全家庭を回るのは大変なので、集れるところは集まって待っててほしいということで
去年はうちのマンションでも集まったけど、今回は他の大きなパーティールームでの集まりに便乗させてもらいました。
幹事さんたちが、子どもが飽きないように、大人もゆっくり楽しめるように、実にいろんな趣向を用意してくれて。
小さな弟妹たちや小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんも楽しめるようなスポーツ的なゲームを何種類も、パパたちに手伝ってもらってみんなで楽しんだり
のんびりマイペースなのもあって
何かをやるとき、率先して前に行ったり人の間にグイグイ入って行くようなことがないころもはん
幼児園の集合写真などを見ると必ず端っこ
そんなころもはんが超食いついたのが

ロールケーキタワー作り。
誰もまだいない段階から、土台のロールケーキが組み立てられた時点で真ん前にどっかり陣取り
生クリーム絞りといちごのせ、
みんなやりたいのに真ん中にどかんと居座ったまま、私にも他のママにも代わるよう言われても、頑として動こうとしない。
「本当に好きなんだね…」
「家でもやってあげないとね!」
と言われたが、いや今週も平日の朝にクッキー作りとかさせられたんですけど。。
「可愛いのがほんとうに好きなんだね」
それだ。
また面白かったのが、男の子でもこれをやりたい子は集まってきて押し合いへし合いになったんだけど、興味ある子と、ぜんぜん興味なくて寄り付きもしない子と、はっきり分かれたこと。
しかしドレスコードが赤いワンポイントをつけること、で、サンタさんの帽子や赤いスカーフを身につけた子どもたちがケーキタワーの周りにごった返してる姿は身悶えするような可愛さだった
そしてケーキを囲む、同クラ女子。
また、こういうキットのロールケーキだから…と無意識に期待なしで味見させてもらったところ、めっちゃくちゃ美味しくてびっくり。
ころもはんが中身のクリームだけほじくり出して食べたので周りの生地のみ私に回ってきたんだけど、卵の濃い、しっかりした味でした。
私の仕事からしても、人づきあいの様子からしても、誰もそういうふうに思わないと思うけど
実はパーティーは苦手。
楽しいし、行ってよかったと後では必ず思うけど、なんか、身の処し方がわからなくて、仲良い人がたくさんいても、所在無げにぼーっとしたりウロウロしてしまったり。
今回は、親子で一緒にご飯食べたりする同じクラスの女子のママが主催だったのもあって会費の徴収を任され、私は苦手なので他の仲良い経理経験者のママにお願いして巻き込んで、なんとなくスタッフ側に入れてもらって、手持ち無沙汰の時間はあまりなくてとても楽しかった。
で、こういう親も一緒のイベントだと、親から離れないタイプの子もいるんだけど、ころもはんは最初こそ少し私にまとわりついたりするけど、場に慣れれば気ままに行きたいところに遊びにいってくれる。最終的にはぐるぐるただ走ってる。
それでも…
うちには毎日のように子どもたちが来てくれて、夕方クラスにはころもはんも毎回参加、そのあとみんなが持ち寄ってくれたもので夕飯したりお風呂を一緒に済ませたりしてあとは寝るだけで私も助かってるし、
「ころもちゃんはいいね、一人っ子でもいつも他の子たちと過ごせて」
と言われる。
確かに、私が手が回らないから他のママに面倒見てもらったり、あまりころもはんと気の合わない子も来るし、兄弟でしょっちゅう来てくれてる子たちには、三兄妹的な感じに入れてもらって、泣いたり笑ったり。
しかしやっぱり、兄弟の良さとか辛さというものは、「家庭内のあらゆるリソースをシェアしている相手がいる」ということなので、そこはどうやっても、一人っ子は一人っ子。
たとえば、揉め事の場数は圧倒的に少ない。(入園当日からケンカしてたらしい話は聞いたけど…)
そこから、揉める→(制裁が入る、怒られる)→がまんする/悔しいけど譲る/勝ち取る
など、交渉や協議から妥協、決着につなげるなどの様々な技術が培われるチャンスの数はどうしても、まだ少ない。
まあ、やっぱり格段に、よく言えば世知辛くなく、意思ははっきりしてる子ではあっても、少々のんびりしてるわけです。
幼児園関連のイベントでは普段の集団生活での様子が垣間見れる。
女の子で固まるようになってきた年少、その中でもすでにグループがあって、さらにその中にも、すごく好きな子とそうでもない子がいることも、幼児園のことはほとんど話さないころもはんでも、なんとなく私も知っていた。
それが、こういう機会で、さらに裏付けられる。
同じグループだけどほとんど家で名前の出ない子とは、すぐモノの取り合いになったり、家から持参した可愛いものをころもはんが手にとって見ていたら「盗った」と言われて反論できず、ポロポロ涙をこぼしたり。
こういうこともあって、いろーんな要素がからんで、「行きたくない」につながることもあるんだろうなあ、説明ができないから(説明したくない時もあるだろう)「体操がやだ」の一言に集約しちゃったりすることもあるのかもしれない。(それでまた無駄に保育長先生に怒られたり。笑)
そんなことに想いを馳せるきっかけになるという意味でも、こういう機会はありがたいなあと、
まあそういう話でした。そのためにこんな長々とすみません。