腹が立ったのは
元気がないとはいっても
眠りもしないでずーっとテレビを見ては
画面に映ったものを、やれ買ってみたいとか
食べてみたいとか言ってみたりして…
「お肉食べたくなっちゃった」
「いや普段も食べないものを今なんか食べられないと思うよ」
「具合悪い子が食べられるお肉でいいから!」
さりげなく高度な要求すんなよ。。
「でいい」じゃないよまったく
まあ夫の夕飯にもできるし残ったら私が食べてもいいやと
年末年始用に買っておいた生協の冷凍の薄切り牛肉をすき煮にしてみたところ
まあ食べませんよね、、、
でも、食べたい、という言葉が出ると
食べてみたい気持ちは出てきたのかな、と
嬉しくなって、作ってみたりしてしまう。
大事をとって休んだ二日目の朝は
最近お気に入りの「たまごぱんたべたい」
そしてヨーグルトを食べ、私のチーズトーストも食べたいといい、いそいそと半分差し出す私。
いつもは渋々だけど…
昼には
「白いパスタたべたい」
という。
「白?クリームかかってるようなやつ?」
本人も詳細わからないらしく、色々聞いても「うーん…」
「ジョージが食べてたみたいなやつ」
どの話?
わからないまま、先延ばしにしていたら
大好きな、おさるのジョージの風邪菌を撃退する話の録画を見始めて
「これ!このパスタ!」
ピスゲッティさんの「ソース作りの日」の?
これミートソースじゃない?
「違う!この、ソースかける前のやつ!」
素パスタ!?
あー、でもね、わかります。
母が昔よく話していた思い出で
年の離れた長兄が、慕っていた大学教授の家にまだ小さかった母を何度か連れて行ってくれて、そこで出るものがいつもハイカラな、それまで口にしたことのないようなもので、忘れられないと話してたんですけど
中でも、
ミルクココア(兄にコーヒーを出し、「妹さんにはこれね」とクリームたっぷり入れて出してくれたのだとか)と
何にもかかっていない、ただパルメザンチーズだけをまぶしたスパゲッティ
その二つを特に、こんなに美味しいものがあるんだ!と感動した、と話していたんです。
ならば再現してみましょう
最初、玉ねぎとブロッコリーも加えてあっさりソースを用意してたんだけど
パスタにあえるのをすんでのところで留め
添えるだけにしておきました。
パスタは塩とオリーブオイルとパルメザンだけ。
麺はさっと食べました。
案の定野菜には手をつけず。